クエン酸のポテンシャルを引き出そう!!
身近な添加物であるクエン酸。そのクエン酸の事を皆様はどれだけ知っていますか??
ここでは、そのクエン酸について色々な目線から効果・効能や用途をお伝えできればと思います。
クエン酸は主に、レモン・みかん・グレープフルーツなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる酸味=すっぱい成分(有機化合物)で、ヒドロキシ酸のひとつになります。
よく疲れた時にはすっぱいものを食べると良いと言われますね?この酸味成分が体内で糖を代謝し、エネルギーに変えてくれます。
また、体内に入ったマグネシウムやカルシウム等のミネラル分を吸収しやすくして、身体の疲労物質を分解し、体内の蓄積を防いでくれます。
爽やかな酸味を持つことから食品添加物として多用され、清涼飲料水や製菓などの酸味料・酸味付与として幅広く使用されております。
だいたい、大きめのレモン1個に約4g、梅干し1個に1gのクエン酸が含まれています。
クエン酸は日本薬局方収載品でもあり、ドラッグストアでも第三類医薬品として市販されているものもあります。
クエン酸の基礎知識
クエン酸は酸性の性質を持っています。
酸性はアルカリ性の汚れやニオイに強く、シンクなどに付く水垢や石けんのカス、トイレのアンモニア臭やタバコのニオイ消しなどに効果的です。
掃除用途以外にも、洗濯洗剤や柔軟剤の代替品として使うことができたりと、クエン酸の使い方はさまざまです。
クエン酸が得意なこと・苦手なこと
酸性のクエン酸の性質について、得意なこと・苦手なことがあります。
それらを知っておくことで、掃除で使う際に活かすことができるので、覚えておきましょう。
得意なこと
〇水垢や石けんカスなど、アルカリ性の汚れ落とし
〇トイレのアンモニア臭、魚やタバコの臭い消し
〇ペットのトイレまわり掃除
〇石けん洗濯の仕上げ
〇抗菌作用
汚れを落とすチカラだけでなく、消臭・抗菌作用もある優れものです。
苦手なこと
〇油、皮脂、手垢、血液やたんぱく質
〇酸性の汚れ落とし
〇酸性の臭い消し
クエン酸はアルカリ性の汚れにはとても効果がありますが、同じ酸性の汚れや臭いには効果がありません。
クエン酸が苦手なことは、アルカリ性の重曹などを使うことをおすすめします。
ポイント
クエン酸は酸が強いので、残っていると金属がさびたり傷んでしまうことがあります。
使用後はしっかりとクエン酸を洗い流すようにしましょう。
用途として多種多様なクエン酸ですが、以下各ページにてクエン酸のポテンシャルについて、詳細にまとめます。